木村 盛和 Morikazu KIMURA 1921~2015
大正10年(1921)6月15日京都生まれ。昭和12年国立京都陶磁器試験所で澤村滋郎の助手をつとめ、鉄釉の基礎的研究に従事する。昭和21年京都市五条坂に陶房を築き、天目釉を中心とした茶碗、花器、壷などを制作する。昭和37年プラハ国際陶芸展で入賞。昭和39年日本伝統工芸展で優秀賞受賞。昭和51年福井県丹生郡朝日町(現越前町)佐々生に移り、小倉見窯を築窯。油滴天目釉、木の葉天目釉の第一人者として全国各地を歩き、岩石・鉱物・陶土の丹作と研究を続ける。また、伝統をふまえた美を追求する「工芸懇話会」を設立し、会長として美術工芸の発展に貢献。平成12年~19年福井県陶芸館名誉館長。日本工芸会理事。平成27年(2015)8月12日歿、94歳。
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